40代童貞の男性と・・・

私が20代前半の頃に出会った男性についてお話しをしたいと思います。その当時の私はというと、寂しいと理由を付けては様々な男性と関係を持っていた時期でした。大学の同じサークルの先輩やバイト先の同僚といった具合に、身近な人ばかりをこちらから誘っていたのです。そんな事を繰り返していたある時、私はついに友人の彼氏とも関係を持ってしまったのです。その人は大学の2つ上の先輩でサークルを通じて知り合ったのですが、私はその先輩と友人が恋人関係であることを全く知らなかったのです。ですが知らないで許されるようなことではありません。だって私が誘わなければこんな事にはならなかったのですから。その一件後にすべての男性との関係を切りました。いわゆる本命として扱ってくれていた男性がいなかったので、どの人ともあまりこじれることなく関係を切ることが出来ました。ですがそんな状況でまたしても寂しさを感じてしまった私は、かなり面倒くさい人間だなとその瞬間にはっきりと自覚したのを覚えています。そんな頃に私は、初めて出会い系サイトを利用したのです。

出会いを求める私にとって出会い系サイトは、オアシスのような存在でした。暇な時に掲示板に書き込んで募集さえすれば、複数の男性から返信があるのです。もちろん冷やかしなどもありましたが、少し連絡を取り合えば本気で会おうとしている男性を見抜くことができるのです。そんなこんなで私は、ほぼ月一回のペースで新しい男性と会うということをしていました。ご飯を食べるだけの時もあれば、会ってすぐに体の関係だけで帰るといった事も多かったです。ですがそれを寂しいとは思わずに寧ろ、出会い系サイトの良いところだと何の疑いもなく思っていた矢先に、私はとある男性と出会いました。

その男性をAさんとします。Aさんとはもちろん出会い系サイトを通じて知り合いました。いつものように私の書き込みを見て連絡してきた方でした。最初は当たり障りのないやり取りを続けていたのですが、何となくの勘で会える人を探している雰囲気でなさそうだったので、返信速度を遅らせてフェードアウトをしようと考えていました。この当時の出会い系サイトというのは、男性のみに料金が掛かるシステムのサイトが多く、女性側が素っ気ない返信だったり返信速度の遅さでほとんどの場合、男性側が気付いてフェードアウトするといった事が多かったのです。ですがAさんは何かにつけて私に連絡をくれていたのです。気付けば半年近くそんなやり取りを続けていたのですが、だんだんAさんの存在が気になっていた私は「会ってみませんか?」とこちらから連絡をしました。ですがそこから返信がなかなか来なかったのです。確か1週間近く経ってからようやくAさんからの返信がありました。そこにはこんな事が書かれていました。「もちろんお会いしたいのですが、私にはまだお伝えしてない事があります。実はまだそういう経験が一度もないのです。」との事でした。Aさんのプロフィール欄には、40代と書かれていたのを思い出していました。そう、Aさんは女性未経験の童貞のまま40代になっていた男性だったのです。私はそんな事気にしてませんからと返信をして、ようやくAさんと会うことになりました。

Aさんの見た時の第一印象は、身なりもしっかりしていて清潔感もあったので、女性経験がないようには見えないと思いました。最初はお食事だけをしてAさんと別れました。その日を境に、電話でのやり取りもAさんもするようになったのですが、そこで私は初めて今まで経験してきた男性関係についての話しをしたのです。Aさんには嘘や偽りなく、ありのままの自分で接したいと思ったからだと記憶しています。それを聞いたAさんの反応は、何とも言えないといった感じの反応でした。「理解するまで時間をください。」それが遠回しのAさんの答えだと思った私は、こちらからの連絡をするのを控えることにしたのです。

それから1ヶ月ほど経った頃にAさんからメールが届きました。「もし良ければお相手してもらえませんか?」との内容だったと思います。私はもうAさんから連絡が来ないものだと思っていたし、何よりその内容に驚いてしまったのです。そのメールから程なくしてAさんとお会いすることになりました。食事中も明らかに様子がおかしいAさんを見て何とも愛しいと感じた私は、そのままの気持ちを伝えました。そこで初めてお互いに好意があることを確認しました。その後にホテルに行き、私が完全にリードをする形でAさんの童貞卒業を無事に終えることが出来たのです。そこからAさんとは3年ほど恋人関係を続けましたが、結婚には至らずお別れすることになりました。

以上が私が出会い系サイトを通じて経験した思い出に残っている出会いでした。こんな奔放過ぎる過去を持つ私は、今は職場で出会った方と結婚して2人の子供にも恵まれました。こうして改めて振り返ってみて思うことは、きっとAさんと出会っていなければもっと酷い状態になっていたのではないのかと思っています。こんな私を嫁にもらってくれた主人にもそして、何よりAさんにも感謝しています。

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